masaka says
mentis aciemからプラトンのイデアに至り、藤沢令夫の『プラトンの哲学』を読んだ。感覚されるものの「まさにそれである」(思惟される)イデア。たとえば〈菊〉そのものであるイデアΦ、それに対応する性質F、その性質をもつ「このもの」xにおいて、アリストテレスの述語ならF(x)=これは菊であるだけれど、プラトンは「場(コーラー)のここに〈菊〉Φがうつし出されて(F)いる」という似像(エイコーン)によって物x中心を退ける。(続)