masaka says
サルヴァトーレ・シャリーノの「ベルクソンの時計」を、若林かをりの演奏で。Flに息を強く吹き込んだあと吸い込んで口笛のような音を鳴らすのかな。「さようなら 風の家」はさまざまな息音、「死の太鼓」「どのようにして魔法は生み出されるのか?」はホールトーン、「遠景のオーラ」はE音を中心に長く漂う。「フェニキアのイメージ」は鋭い息混じり単音、「三美神が花開かせるヴィーナス」は口笛のよう、「ヘルメス」は強音のあとハーモニクスか。「雲に捧げられたテキストで」は奏法不明の原始的な音、「アトンの光輝く地平線」も吸気?「風が運んだ対蹠地からの手紙」は鋭く「歓喜の歌」はあぶくのように。超絶技巧というより超奏とでも。ALM Records ALCD-128-29 #nml