日本産経新聞社:
台湾の李登輝元総統が死去 97歳「民主化の父」李氏は1988年、終戦前から台湾に住む「本省人」として初の総統に就任。中国国民党による一党独裁体制の変革を進め、「台湾民主化の父」と呼ばれた。96年には初の直接選で当選を果たし、2000年まで計12年間、総統を務めた。中国からは「台湾独立派」と批判されたが、流暢(りゅうちょう)な日本語と親日的な言動で、多くの日本国民に親しまれた。
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李氏は72年に外交関係を失ったものの、隣接する日本との関係が、台湾の安全保障や経済発展に欠かせないと信じていた。「だから反日教育をやめさせ、台湾の子供たちに正しく日本と日本人を理解させなきゃいけない」と話していた。