masaka says
高山れおな「切字と切れ」を読んだ。藤原マリ子、川本皓嗣の機能研究から連歌に遡る歴史的背景をふまえ古今東西の幅広い説(古池句=F形式の詳細な検討を含む)を次々に俎上に載せ丁寧にかつ厳しく批判し、切字が「切れ」として改めて重視される流れを示す。論拠明確で痛快。直前に読んで甚だ疑問だった長谷川櫂「一億人の「切れ」入門」の主観に偏った切れ判定は「文学的判定をくだした上で、自らがよしとしたもの…には「切れ=間」があり…といっているまで」と明快(“間の文化”についても「飛躍につぐ飛躍によって…とうてい説得力を感じられない」と一刀両断)