masaka says
サム・ヘイデンの「トランシエンス」を、ディオティマ弦楽四重奏団の演奏で。“一時的で儚いもの”というタイトルのとおり、音は鋭い立ち上がりから減衰しつつ上方あるいは下方にグリッサンドして消えて行き、連なって旋律を構成することがない。その分、スルポン、タスト、コル・レーニョ、フラジオさらにバルトークピチカートと、モダンSQで用いるあらゆる技法が組み合わされるが、7つの楽章が似てしまうのは仕方ないか。併録「基層」は管弦楽曲で、複雑な音の演奏にSQ同様の緻密さを求めるのは無いものねだりか。「相対的自律」「反転」はそれぞれ16、11奏者でオケよりはまとまりがあるものの、やはり管楽器の微妙な遅れなど混沌として未整理な感じが残るのは。NMC Recordings NMCD247 #nml