masaka says
作曲家の個展II望月京×細川俊夫。前者の新作「オルド・アプ・カオ」は、前半単調な打楽器変奏、中間やかましい打群カデンツを挟んでややリリカルな終結部。オーケストラ、特に弦楽器を、血の通った奏者と考えていないようで、機械にでも演奏させればというレベルの酷さ。そういう方法論もありうるのかもしれないが、受け入れがたい。細川「渦」は、遥かに一音一音に意味があり、その積み重ねが時に(しばしば)過剰になるのは好みでないが、それでも音楽に宿るものに雲泥の差がある。細部の精妙な響きも見事。前作オルガン協奏曲は、作曲者が「人のうたを歌う楽器」というのとは裏腹に、やはり壊す神に聞こえてしまう。あとは忘れた