masaka says
都響1020定期を東京文化会館で。ミュライユ「ゴンドワナ」は大陸が生まれる響きらしいがちょっとオケが消化不良気味。夏田昌和《重力波》は客席にも配置したバスドラムが冒頭から大活躍で力演だったが細かなグリッサンドはベースには不向き。黛敏郎「涅槃交響曲」はやはり客席に金管と木管のバンダをそれぞれ配し、冒頭でステージとバンダが鐘を模した3つの和音を順に奏でてそれがずっと底流にあり、偶数楽章で声明のような男声合唱が加わる。どの楽器も大半が同じ音ばかりではなかったかという感じだがそれが逆にじわじわと大きなパワーに。どれも演奏会場でないと聞けない味わいでした