masaka says Jan 07, 2025 12:28AM ヴァージニア・ウルフ/御輿哲也∥訳「灯台へ」を読んだ。古い価値の代表のようなラムジー夫妻とその子どもたちや別荘に集う人々の姿や思いを映画のモンタージュのように次々と切り替えながら映していく。旧世代はやや滑稽でもありつつ文学的な蓄積や情景の描写からオマージュを送られ、周囲の人々はばらばらながらそれぞれ瑞々しいけれども第一次大戦が陰を落とす。リリーが最後にキャンバスの真ん中に描く一本の線