masaka says
原田敬子の「ブック I」を、マルゲリータ・ベルランダの演奏で。Accord独奏で、細かな襞が忙しく揺れたり声が出たり精妙な和音だったりと多彩な4曲。朴泳姫(パクパーン・ヨンギー)「わたしの心」は深いところからゆっくりにじみ出てぐっと持ち上がる。ニコラウス・A・フーバー「竪琴の歌」は最高音の響きから下降しつつ引掻きのリズムも。サミール・オデー=タミミ「影」はキアロスクーロ木版画のように。ロベルト・ヴェトラーノ「アクスティカ III」は“ゴーストサウンド”と呼ぶ電子音と対話というか共鳴する。マニュエーラ・ケレール「奥深くに…」は声や息音さらに登山用ロープを持ち出しての劇場空間作品。Stradivarius STR37262 #nml