masaka says
SHでサマーフェスティバル「フィリップ・マヌリ室内楽ポートレート」。SQ4番「フラグメンティ」はいろんな仕掛けの11の断片が繰り出されるが、力演なのにちっとも音が届いてこない不思議。「六重奏の仮説」はBClが上手かった一方Vcはほとんど徒労みたいなことを強いられていて気の毒。「イッルド・エティアム」は第七の封印とか魔女のサバトということでおどろおどろしい鐘の響きの電子音やサンプリングライブに対抗するSopが素晴らしい熱演。「ウェルプリペアド・ピアノ(第3ソナタ...)」はさらにライブエレクトロニクスが徹底してPfを模倣するというかキラキラ加工された谺となり時にどちらの音なのか分からなくなるほど。確かにライブでないと味わえない醍醐味