masaka says
西堂行人「新時代を生きる劇作家たち」を読んだ。“2010年代以降の新旗手”ということでシライケイタ、古川健、瀬戸山美咲、長田育恵、中津留章仁、野木萌葱、横山拓也の7名を招き大学でのトークイベントとして連続対談。アングラ小劇場の解散などで商業的演劇が主流になったあと震災などを経て生まれてきた新しい動きの作家たちで、それぞれ個性的ながら確たるものを持ち、とても興味深い対話になっている。特に《奇想を紡ぐ》と題された野木の「あ、来たな」からそれを逃してなるものかと必死で並走することで書くというの、すごく面白い