masaka says
フーギ・グズムンドソンの「マリアによる福音書」を、ホルズル・アウスケルソン+ベリト・ノルバッケン+オーフス・シンフォニエッタ+レイキャビセンシス・スコラ・カントルムの演奏で。BClの長い独奏に始まり調性ははっきりしないものの順次進行的な波打ちを伴いながら古いスタイルのコラールが穏やかに奏でられるがところどころで不安な音が紛れ込みSopが美しく悲しくやはり部分的に崩れる福音テキストを歌う。オラトリオの形を取って独奏楽器の瞑想、Sopのアリア、コラールそして劇的な要素も含む福音が組み合わされる。独奏などには面白い旋法が使われたり繊細な工夫はあるが大きな冒険に踏み込むことなく最後は調和的に。Dacapo 8.224736 #nml