masaka says
アンジェイ・クシャノフスキの「弦楽四重奏曲第3番」を、アンタリャ四重奏団の演奏で。仄暗い情念を感じさせる密な不協和音が発散してグリッサンドを多用する開空間に時々密集和音が回帰する。より動きのある第2楽章、そしてゆっくりと悲しげでやはりグリッサンドが特徴的な第3楽章で締めくくる。1988年作品。併録は妻であるグラジナ・クシャノフスカの弦楽四重奏曲で「第2番」はPizzからゆっくり始まる寂しげな音楽が舞曲や抗議するような動きになりつつ戻ってくる。「第3番」は逆に激しく始まりながらワルツ、コラールと推移する。「アダージェット」は色々と表現主義的に表情を変える。DUX DUX1891 #nml