masaka says
ステファノ・スコダニッビオの「ヴィサス」を、アルディッティ弦楽四重奏団の演奏で。ハーモニクスを多用する高音での戯れからまたたくライトのような妙にスタイリッシュな模様が現れたかと思うとすぐまた虚ろなスクラッチからねずみ花火のような細かな渦巻きとグリッサンドに。「もう一つのヴィサス」もやはり鋭く飛び交う硬質な高音から始まる3章。「通過する場所」は掠れる空虚和音をまたいでのアルペジオが動きを速めたりPizzを交えた音律になったり。「別の場所」は外れ音を含むガラスのような音をモンテヴェルディのマドリガル様式にのせてみるという不思議な5章。この数日こればかり聴いていた。Kairos 0015091KAI #nml