masaka says
ニコラウス・A・フーバー「天使の塵」を、マイク・スヴォボダ+シュテファン・フッソングの演奏で。Trb+Accrdで空間にまばらに漂う儚い存在を描く。「白と緑」はFl+Clでカルメン・ヘレラの同名の絵画によるタイトル。「ヘルダーリンなしで」はCb+Pfで切り詰めた音の緊張感。「反対の反対」はオケ+テープで古代エジプトの絵画とレリーフの方法を表すという。「ローズ・セラヴィ」も同編成でデュシャンの変名による分割窓がどうしたとか。「アイオン」は4Chテープによるシュールな音の大作モザイクでユングの《元型》概念を調性の機能と結びつけて考えるそうだ。「アルゴル」はその後書きというPf独奏でやはりユングと調性にこだわりがあるようだがもちろん調性どころかほとんど旋律もない。NEOS12209-10 #nml