masaka says
イェスペル・ヌーディンの「潮流と波浪の間から出現する」を、マーティン・フレスト+エサ=ペッカ・サロネン+スウェーデン放送響の演奏で。第1部「潮流」はハーモニクスとグリッサンドでうねるオケの硬質な響き。結構煩いところまでいくがすぐ静まる。第2部「出現する」はジェストルメントなるツールを加えたCl協奏曲で、微分音的ゆらぎを持つ独奏とともに静と動を行き来し、ツールによる音の多重化や不思議な広がりが加わる。「波浪」はツール/ライブエレクトロニクスが駆使されるようで激しい中間部や別のCl独奏を迎える静謐な部分など。なかなかの力作。BIS BIS-2559 #nml