masaka says
ウォルフガング・リームの「デュオモノローグ」を、アレクサンドラ・グレフィン=クライン+フリードリヒ・ガウヴェルキの演奏で。VnとVcが神経質に大きく上下しぴったり寄り添うが不協和な対話という感じのI、ハーモニクス中心の静謐な世界に時どきアクセントが加わるII。「稜」はVc独奏が微分音的重音、鋭いPizzからグリッサンドまで用いて最弱音から徐々に動きを強めまた静寂に帰っていく。「遠方から」はVc+Pfで最弱音の朴訥な対話に時折鋭いアクセントが。「弦楽三重奏曲第2番」は節約された音が間欠的に切れ味鋭く響く。17歳の作品だそうだ。「同作品9」はその2年後で響きは似ているがより動的で密度も濃い。Wergo WER7402-2 #nml