masaka says
マーティン・サックリングの「エミリーの電子的な不在」を、オーロラ管メンバーの演奏で。は圧電変換という事象を音楽に適用するという奇妙なプロジェクトの産物だという弦楽五重奏で細かく動き回る線に強い圧力の断片が入り混じったり微分音的ハーモニクスの冷たい響きだったり哀歌だったりする4楽章の間にエミリー・ディキンソンの詩が朗読される。「彼女の子守唄」はVa独奏の静かで深々とした歌だが純正律調弦ということで奇妙な重音の響き。「ノクターン」はVa+Vcで深々した響きからスルポンの尖った音まで用い微分音にも踏み込んで対話する。「チューニング」はMS+Pfでマイケル・ドナヒーの詩を歌うしっとりした響きの5曲。Delphian 801918342356 #nml