masaka says
武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」を、鶴田錦史+横山勝也+ハイティンク+コンセルトヘボウ管の演奏で。弦+打+Hpが左右2群に分かれ、中央に2Ob+3Cl+2Tp+3Tbを置いて琵琶と尺八を独奏に据える。冒頭の弦は細かく分割されて左右から時差で聴こえてくる。2分ほどして独奏の対話、そこに微かに弦や管打が刷毛のように彩りを加える。独奏譜はいずれも図形譜だが琵琶の方は時どき2~4本線になり弦ごとに指示があるらしい。併録はメシアンの「われ死者の復活を待ち望む」で管打のみによる5章。暗い響きで始まるが第3、4では鳥が描かれトゥランガリーラを思わせる響きもある。Decca 00028948308019 #nml