masaka says
アゴスティーノ・ディ・スキピオの「3つの静かな断片」を、チーロ・ロンゴバルディ+ディ・スキピオの演奏で。《表面から奥底へ》と副題があり、ピアノの弦を叩かない程度に押さえたキーの動きから徐々に実音に至るがまた消えてしまい森の雑音のような電子楽器が包み込む。「6つの習作」はPfが一部プリペアドでより具体的な音を鳴らすというか反復する。「7番目の習作」はその続きのような形。「chpn3.2」は“自己感知型アクチュエータ”と呼ばれる装置を使ってショパンのピアノ曲の録音をピアノの弦に注入し連鎖的反響を生み出すのだと。「底から」はピアノのキーから作ったノイズが渦巻き変容していく中に微かなピアノ音も。Stradivarius STR37100 #nml