masaka says
ペーター・コセジーの「魂」を、エイト・ストリングス・アンド・ホイッスルの演奏で。Fl+Va+Vcというちょっと変わったトリオ(8本の弦と笛)で、Gを中心にしだれ柳のような下降が繰り返され通常の音程をはみ出した呪術的というか変な音が投げ出される。ポール・テベルゲの「マカーム」はとりとめなく頼りない断片の継ぎ接ぎ。マーク・ウィングスの「ロキの隠れ家」は呪いめいたくねる旋律ユニゾンがずれて分裂しては集まる。パメラ・スクラーの「二つの旅」は静かにゆっくり成長し、ジョン・ネウェル「…そして何も同じままでは残らない」は繊細に様子をうかがうが主張はない。ホルヘ・アマド「エイドスII」は動きはあるがどうにもいびつ。奇妙なトリオだ。Ravello Records RR8061 #nml