masaka says
クリス・ゲンドールの「弦楽四重奏のための組曲」を、ニュージーランド弦楽四重奏団の演奏で。タンゴやバガテルなどの形式に触発されつつ衝突音を自由に用い柔軟な4曲。「心地良い調べ」はPfトリオでハーモニクスを多用して透明感のあるきらめき。「違いのある友人」はバッハ、スカルラッティ、シューマンの曲から発想したという辺りを伺いながらも小気味よく踊るPf独奏3曲。「内向きに行く」は風奏や声との多重などを駆使するFl独奏曲。「狂ったように行く」はユリシーズの最後のフレーズだそうで、分裂気味のPf独奏。なかなか面白く味わいがある。Rattle RAT-D089 #nml