masaka says
ジョージ・クラムの「秋の11の木霊」を、パトリシア・ダ・ダルト+ハイディー・シュヴァルツ他の演奏で。Fl+Cl+Vn+Pfがプリペアドの鐘のような響きに始まり移りゆく多彩な表情で軽やかに響き合う。ヘラルド・ガンディニの「その女は泣き、ため息をつく」も同じ編成で特殊奏法の細かな組み合わせ。マヌエル・フアレスの「ソレダーデ」はPfに変えてVcでゆっくり並行して動く。フリオ=マルティン・ビエラの「バッハの主題によるパッサカリア」はCl+Vn+Pfで迷路のような絡まり。ガブリエル・バルベルデの「コンフィネス」はCl+Vc+Pf+打で互いの様子を伺いながらジャブを繰り出す。シェーンベルクの「室内交響曲第1番」はウェーベルン編のFl+Cl+Pf版。この中ではえらく古風に聞こえる。Testigo TT10113 #nml