masaka says
松木裕美「イサム・ノグチの空間芸術」を読んだ。公共空間デザインという視点で、時代との関わりから4つの章に分け、発展する中での拡大的空間性の再解釈、戦争と絡む垂直方向、冷戦下の統制空間の中での一ヶ所の転倒、見捨てられた中心への再指向という軸で分析。孤立した作品ではなく空間彫刻とする切り口は鮮やかだった(けっこう硬い記述で、読みやすくはないが、手堅く信頼感ある)