masaka says
イラリ・カイラの「敬意を表する鐘」を、アイズーリ四重奏団+アドリエンヌ・キムの演奏で。静かに湧き上がる動機が悲しげなPfの鐘から民族風の軽快なリズムを経て色んな思いが溶けて流れ水面のようになりまたリズミックな音が湧き出す。「カメオ」はFl+Va+Pfで軽やかでするりと逃げていくFlにVaが寄り添ったり違う旋律を提示してみたり。「ハムとドラム」は滑らかなアルペジオに旋法風の不思議な旋律がただようVc+Pf。「ウィステリア」はリリカルなSQ。「タオンタ」は自在に踊り舞ってみせるPf独奏。「ジュエ」はフィンランドの民族弦楽器ジュイッコを模したという独特の旋法とアクセントによるアルシュの舞曲。どれも調性と付かず離れずで、叙情溢れる。INNOVA036 #nml