masaka says
ペンデレツキの「弦楽四重奏曲第1番」を、シレジア弦楽四重奏団の演奏で。ピチカート、胴叩き、コル・レーニョなど打楽器的な動きが目まぐるしく飛び交い、後半はがらりと曲想が変わってゆっくり静かに考える中にトーン・クラスターが。第2番はハーモニクスのグリッサンドが無重力空間を作りスルポンの細かい動きが増殖する。第3番は暗く歌う旋律と例の執拗な三拍子反復。第4番はVaの哀歌とやはりVaと他楽器が相対するスケルツォ風の速い楽章。さらに「クラリネット四重奏曲」は無調ながらメランコリックな夜想曲、スケルツォ、セレナーデ、別離=終曲とロマン派の枠組み。それから「壊れた思考」は友人で出版者のアルノ・フォルクを追悼する短い曲。Chandos CHAN20175W #nml