masaka says
マティアス・カウルの「クトゥンガ」を、カウルの演奏で。よく分からない暗闇のような音響に乗ってスワヒリ語の詩がつぶやかれ枠太鼓2台を操る。「ティンパニ・ライド」は倍音歌唱が加工されたようなのがアンリ・ミショーのテキストに結びつくらしい。自転車云々という副題はスポークでも叩いているのか。「マッツァ」は副題“打楽器と声のための音の食用性について”で変調されたような打がときおり響く中に声も少し。「ローマ」はツィンバロンとゴピチャンドを引っ掻き回すかと思うと静寂。「ヘンドリクス」は電気ティンパニなる奇妙な楽器で、冒頭のうねうねのもその音なのだろうか。ときどき金属打楽器やドラム、声が絡む。後半ではジミ・ヘンドリックスを引用して加工したらしき音も。Hat Hut Records 888831591887 #nml