masaka says
大澤真幸によれば、ギリシャのオリンピアにおいては「競技者は、一種の英雄である…人々は、神々を見るかのごとく、競技者を眺めた」一方で、アイドースという観点では「観客こそが神々であり、競技者たちは、その神々の視線を意識し、神々の前で決して恥をかくまいと必死の闘いに挑む」と、人間的な内在性と神的な超越性の関係がときに反転するとされている。いずれにしても観客の存在がオリンピアを規定するので、無観客にしてまでの開催はそもそも何というか