masaka says
スーザン・ボッティの「満月」を、デュオ・デッラ・ルナの演奏で。和泉式部、イェイツ、サン=テグジュペリの月にまつわるテキストを用いてSop+Vnが子供時代の別世界を表現する。技法のバランスが気持ち良い。リンダ・ダスマンの「ゴシップ三部作」は、同僚セリーナ・ヒルシンガーの三人娘の詩を表情豊かな曲にしたもの。サーリアホの「変化する光」はハーロウの二項対立的テキストを用いて壊れやすい存在を描く。バルトークの「44のVn二重奏曲集」から選んだ5曲はスロバキア民謡の歌詞を用いてボッティがSop+Vnに編曲(Sopは激しい)。さらに伝承曲など。絶妙のコンビネーションで楽しい。New Focus Recordings FCR305 #nml