masaka says
リゲティの「練習曲集」を、エリカ・ハーゼの演奏で。例えば「第1巻(1985)では、服装的なリズムの反復を構造の基盤に据え」(沼野p216)というように高度な技術課題を取り上げながら表現内容も豊か。初期の1942年「四手ピアノのための5つの作品」から51/53年「ムジカ・リチェルカータ」、また沼野が「ミニマル音楽を参照しながら迷宮的なリズムを採用」と書く76年「記念碑・自画像・運動」まで、チェンバロ曲も含むピアノ作品全集。演奏は着実というかやや地味。TACET Musikproduktion TACET129DIG #nml