masaka says
アンティ・アウヴィネンの「ヒンメル・パンク」を、ハンヌ・リントゥ+フィンランド放送響の演奏で。不条理を告発する荒々しい冒頭部はサイレンなども入り混じって途方に暮れたようなカオスとなるが、最後に静寂の中で鈴がなるような瞑想の音楽へ。「ユンカー・ツイスト」も打とPfの難詰から叫び声に至る厳しい音が呪術の踊りのごとく全力で奏されるが、疲れ果てて肩で息をするような風奏から呆けた踊りに。「ターボ・アリア」は1世紀前のアリアの録音をサンプリングして鍵盤で奏するという奇妙な音にオケのグリッサンドや不協和音が絡み合う。Ondine ODE1326-2 #nml