masaka says
エルヴィン・シュルホフの「5つのジャズ練習曲」を、シェッリ・ジョーンズの演奏で。「半ば無調的な語法とジャズのエッセンスが見事に溶け合っており、スウィング以降のジャズを予見するようでさえある」(沼野p65)ということで終曲あたりかなり。1926年。「ジャズ風舞踊組曲」はその5年後だがシンプルにエンタメ志向。「ホット・ミュージック」は中間の28年で“シンコペーションによる練習曲”という副題のとおり。19年「5つの音画」と22年「パルティータ」は基本は気楽なエンタメだが一部風変わりで、前者の第3曲に「休符と記号のみが楽譜に」(つまり無音)という「極端に実験的な趣向」(沼野p64)も。 Wergo WER6281-2 #nml