masaka says
シュテファン・ヴォルペの「パッサカリア」を、カリツケ+西ドイツ放送響の演奏で。地味な感じの十二音主題が変奏されて行ってかなり高度な技巧を要する。1937年。ピアノの「基礎的な音列に基づく4つの練習曲」(35/36年)の終曲パッサカリアと同じ作りで、作曲年からするとその編曲になるのか。「モリエールの『病は気から』のための付随音楽」は34年でFl+Cl+Vn+Va+Vc+Cbの分かりやすい劇音楽。36年の「ヘクサコード組曲」はOb+Clで中東(パレスチナ)の要素、「小さなカノン」はVa+Vcの小曲。「協奏曲」は33/37に作曲されたがVnパートと総譜が失われ、残った8パートで再構成したというもの。ウェーベルンの下で学んでいた頃の作風。Mode Records MOD-CD-156 #nml