masaka says
クルト・シュヴィッタースの「ウアソナタ」を、シュプレヒボーラーの演奏で。「音響詩(音素をさまざまな抑揚をつけて発する、音楽と詩の中間的な形態)を発表し、前衛的な声楽作品の先駆となった」(沼野p65)とある通り、DRESDENから"De des nn nn rrrrr"を導くような意味を解体された言葉を男女3人が交互にあるいは一緒に発音する。そのやり取りの形によってロンドやスケルツォとなりソナタが成立する。併録の他の曲も同じ単語をいろんな切り口で発音したり数字を順番に読み上げたり。面白いし音楽の原点も見渡す。Wergo WER6316-2 #nml