masaka says
ノーノの「愛に満ちた偉大なる太陽に向かって」を、ローター・ツァグロセク+シュトゥットガルト州立歌劇場管&合唱団ほかの演奏で。革命、労働争議、ベトナム戦争などでの苦しみをモンタージュ的につなぎ、11人の独唱、管弦楽+合唱にテープを加えた巨大な作品。何もない荒野から始まり遠くからの叫びが徐々にリアルになってくる。厳しい告発の連続かと思うと雑踏やおしゃべりらしきものや空虚な人工物、それにもしかすると哀歌も混じり(逆かな、強音部分の方が抑制された表現の合間にときどき)、ぼんやりしているとついていけない。最後は悲しげに静かに終わる。「太陽のもとで」とも。Warner Classics 190295230593 #nml