masaka says
ジョン・ケージの「チープ・イミテーション」を、高橋アキの演奏で。サティ「ソクラテス」 のリズム構造(譜割り)だけそのままに、易で選んだモード(旋法)と半音移行から音高を決めて旋律を作った(冒頭はソクラテスのCiと近い)。全てが単音かオクターブユニゾンで、これを30分以上続くのも禅修行みたいなものだが、何度か聴いていると味が出てくるのが不思議。フェルドマンがFl+Pf+Glockに編曲したバージョンも収められている。併録「スウィンギング」「果てしないタンゴ」はサティ「スポーツと気晴らし」の2曲を不確実性で色付け。そして高橋アキの「エリック・サティのための公案としての小石の全面(そして密かにジム・テリーに渡された)」なるジムノペディもどきのワルツが最後に。Mode Records MOD-CD-327 #nml