masaka says
塚本邦雄「新古今の惑星群」を読んだ。メインであるところの藤原俊成に対して批判ばかりで最初は読むのが辛かったが、良経、家隆、俊成女、宮内卿、寂蓮、慈円と進むに連れて筆致が暖かく、とは言えないまでも肯定的な内容が増えていく。正字正仮名に加え評論文自身も文学しようとしていて厄介なものだが、歯応えはあった