masaka says
ラヴェルの「鏡」を、ジャン=フィリップ・シルヴェストルの演奏で。よく知っているはずなのに、1854年エラールで聴くと全然違う曲のよう。派手な豪快さが取り払われ、ころころ珠をころがすように、一つ一つの音が渋く粒立つ。内声を厚く響かせ無骨な「亡き王女のためのパヴァーヌ」。儚く壊れてしまいそうな「クープランの墓」もすっかり違う姿。「ボロディン風に」がいかしている。「ハイドンの名によるメヌエット」はかなり速いテンポ。ATMA Classique ACD22773 #nml