masaka says
ペンデレツキの「ウトレンニャ」を、アンジェイ・マルコフスキ+ワルシャワ・フィル管/合唱団ほかの演奏で。第1部「キリストの埋葬」は、古代スラブ語の祈りがクラスターのように響きつつ崩れかかり、不安な暗い影が渦巻く。筆致は冷たく厳しい。ファルセットを用いるTenとバッソ・プロフンドという異様に低い声の対比が不気味。第2部「キリストの復活」も混沌としているが、ア・カペラ合唱の聖歌の重みが徐々に増し、喧騒と交錯しながら溶けて消えていく。Warner Classics 190295231590 #nml