masaka says
サム・ヘイデンの「~になる」を、イアン・ペイスの演奏で。Becomingsの訳。複雑系に連なる感じの入り組んだ主題を持つPf独奏で、7楽章構成の大曲。解説によればスペクトル楽派への関心を反映しているというが、よく分からない。「断片(喪失の後)」はモゴモゴした混沌のから時に閃光が走る短い曲。「静止した時」はほとんど何も起こらない静寂が大半を占め、後半の一部でやや激しく動くもまた消えていく。「ピアノが動く」は増幅器を使って音の強度を高め、反復音形などやや執拗な音群が推移していく。後者2つは比較的初期の作品。Metier MSV28611 #nml