masaka says
マイケル・フィニスィーの「貴族のオペラ」を、トリオ・アッカントの演奏で。18世紀イギリスのOpera of the NobilityをもじりSaxにファリネッリの役回りを持たせるという怪しげに模糊とした曲。マルティン・シュットラー「ゼロックス」はテープを交え、桑原ゆう「間に」はSaxの短いグリッサンド、マルティン・スモルカ「fff」は暴力的音響に冗談のような遊びを加える。対してラッヘンマン「マルシュ・ファタル」は期待をきっぱり裏切るキッチュなマーチ。「さくら変奏曲」「ベルリンの桜」もその一種だろうけれど、これは気持ち悪くて聴いていられない。Wergo WER7393-2 #nml