masaka says
ハンス・ガルの「モテット」を、バッジ+ボレアリスの演奏で。ガルというとブラームス交響曲の校訂者としての名前しか知らなかったが、この8声のア・カペラ曲はなかなかのもの。手の込んだ和声展開と対位法を後期ロマン派的な香りで包んでいる。1924年。「4つのパートソング」は1966年とずっと後の作で、気持ちよく響く巧みな佳作。1939年「4つのマドリガル」1969年「4つの英国民謡」あたりも同様に手慣れた和声の扱いだがよくできた合唱曲止まりなので、時おり珠玉が混じっているという感じか。Toccata Classics TOCC0509 #nml