masaka says
ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第1~第3番を、モリナーリ四重奏団の演奏で。前半はほとんどがピチカートとコル・レーニョという第1番、もやもやした薄暗がりからスルポンがねずみ花火のように動き回りエネルギーが高まって全奏グリッサンドそして消えていく第2番、嘆きから執拗なリズム反復のワルツにエピソードが重ねられる第3番。併録弦楽三重奏曲は激しい和音連打と長いVaソロが交替しつつ半音階で波打つ三連符を呼び寄せ、後半はメカニカルなフーガのように始まり前半の三連符が荒々しく組み込まれる。クラリネット四重奏曲は緩急緩に短いワルツもどきが挿入された4楽章。それから「壊れた思考」という2分ほどの断片。ATMA Classique ACD22736 #nml