masaka says
ジャン・バラケの「6群のトリオと2楽器のための協奏曲」を、カンブルラン+モリナーリ+フィッシャー+クラングフォルム・ウィーンの演奏で。ClとVibが独奏2楽器(Vibは半ばを過ぎてから参加)ではあるが、各トリオ(Hp/Cemb含む弦+木管+Sax含む金管)群もそれぞれソリスティックで、17あるというセクションが多彩な音色の洪水で埋まる。「復元された時間」「…偶然の彼方に」「歌に次ぐ歌」はブロッホの『ヴェルギリウスの死』に基づく連作で、独唱/合唱といろいろな楽器群による前衛。さらにテープの実験的作品「エチュード」、フーコーに勧められてニーチェのテキストを用いた「セカンス」そしてピアノ・ソナタと、3枚組の圧巻全作品集。CPO 999569-2 #nml