masaka says
ハウベンシュトック=ラマティの「鏡No.1」を、キャロル・モーガンの演奏で。二次元のモービル楽譜を縦横斜16通りに読む16声のカノンということで、4~16台のピアノのためにとあるから多重録音か。とりとめない感じの音の反復があちこちから響いてくる。「キャッチ2」は2バージョンが収録され、v1はほとんどが無音でときどき呟くような音、v2はねずみ花火のように断片が飛び散って、全く異なる。「ピアノのために」は叩いたり内部奏法だったり打が加わったり。「テネブレ」は内部奏法と/のテープに少し実音が加わる。「ピアノ・ソナタ」は節約された音が展開するといえばする。「ピアノ小品I」はこれらに比べるとまともに聞こえる1965年の作品。Hat Hut Records 889176574986 #nml