masaka says
ヴァルター・ツィンマーマンの「レントラー=地形」を、アルフテル+フランクフルト放送響の演奏で。メロディの中の風景、逆に風景からメロディへの写像、そしてそれらの総合という3楽章だそうだが、単純で舌足らずな舞曲未満が変な音程で奏でられ連なっていく、アナーキーな世界。「10のフランケン舞曲」はフラジオのみのSQ、「25のケルヴァ旋律」は調子外れの2Cl、「20の姿=舞」は2Cl+Tp+2Vn+Cb、「地球=水=空気=音」はプリペアドPf+Tb+グラスという具合の3枚組。無から湧いてくるのではなく、田舎の鼻歌のような材料を解体・変形し、そのまま「地元の音楽」のふりをしてみせる。Mode Records MOD-CD-307 #nml