masaka says
ジェイムズ・オキャラハンの「主/客」を、パラミラボ・アンサンブルの演奏で。Fl+Cl+Vn+Vc+Pf+打の音断片が電子的に変調され硬い打や鋭いアクセントで分節される。靄のかかった空間で未知の物体がうごめいている感じ。「自我へのノートについて」は個々の音が直線/曲線運動を持ちながら最後は遠くの声も。「AMONGU AM A」は吹き矢のような鋭い音が飛び交い音圧も高まる。「単独そして非単独」は加工された音がときおり水底から湧き上がってくるというか。夜の森のような世界に最後に光がさすが、夜明けではなく人工的な御伽の宮殿が浮かんで消える。Ravello Records RR8020 #nml