masaka says
エルンスト・ヘルムート・フランマーの「バベルの塔」を、バッコーフェン+バーゼル放送響の演奏で。ABA'CA''D型ロンドの6部構成で、弦主体の創世記B、メカニカルな動きが崩壊していくC、弦ハーモニクスのA''は面白いが、両端は金管が煩くなりかねない。「時の印/時の塊」は5楽章のPf協奏曲。1拍ずつ区切って奏される和声やミニマリスティックなPf独奏、クラスター的音膜にときどき暴力的金管が挟み込まれる。「666600~焦点は人々にある」はハーモニクスの凍った響きにバルトークピチカートが突き刺さり、少しずつ介入が増えていく。どの曲もTpの強奏が下品で耳障りだが、それぞれオケも異なるので、これが作曲者の意図なのかね。NEOS11909 #nml