masaka says
ダニエル・ペーテル・ビロの「ミシュパティム」を、エーリヒ・ワーグナー+ノア・フレンケル+アンサンブル・サープラスほかの演奏で。コントラルト、Pf、打、室内アンサンブル、電子楽器で演奏される2時間超の大作。6部構成の連作で、2003-2013年(改定も入れると2016年)にかけて順次書かれている。「出エジプト記」「エレミヤ書」のテキストを用い、音楽もそこからゲマトリアによって素材を導いているそうだ。楽器と電子音による「余白(negative spaces)」の創出を試みているというが、著しく禁欲的で切り詰められた音が間欠的に浮かんでいる感じ。ミシュパティムはヘブライ語で掟あるいは法。NEOS11919-20 #nml