masaka says
松平頼則の「蘇莫者」を、エベルハルト・ブルムの演奏で。盤渉調の越天楽という主題を軸に、音は不確実性をもってあちこちに飛び散る。併録「ガッゼローニのための韻」は松平頼暁の曲で、奏者は何やら呟いたり打を扱ったりもする。12の韻に各36秒が指定されるが、順序は自由だという。さらにAFlのための嶋津武仁「カシオペイア」、BFlを増幅してステレオで動かす篠原眞「パッセージ」、《ノグチの旅のように幾つかの地点を経巡りながら変化を続けていく》という武満徹「巡り」、BFlが尺八のような音がとても少ない細川俊夫「息の歌」。Hat Hut Records 888831582717 #nml